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図書館での自習はダメ。その理由と問題点について

2018.6.10

図書館で自習をしてはダメと言う事が問題になっています。

図書館は本を読む場所なのはもちろんですが、勉強をしてもいい場所だと思っていたのは勘違いだったのでしょうか?

自習をしてはいけないと言われている理由は?入試前には閲覧席がいっぱいで本を読みたい人から苦情が来るから?

その理由や問題点についてご紹介いたします。

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図書館で自習はダメ?その理由は

図書館の利用規則に「自習禁止」としていることは少ないのですが、実際に図書館内にある閲覧スペースには「読書スペースでの勉強は禁止です」と注意書きされていることがあります。

自習の定番スペースとしてのイメージが強い図書館でなぜそんなことになっているのでしょうか。

例えば大阪市立図書館では、自分で持ち込んだ本や資料だけによる自習で閲覧席を占有するのは遠慮して欲しいと答えています。

ただし、図書館にある資料も合わせて利用する場合にはOKであるとも。

図書館に設けられた席は、基本的に図書館の資料を利用する人のためのものであるから、自習目的だけで席を利用しないで欲しいということです。

確かにそれも一理あります。

鎌倉市の図書館でも「自習のみの使用目的ではスペースを使わないように」としています。

ただ、勉強のために足を運んだ図書館で読んだことのない本と出会う機会になることを考えると、あえて「禁止」とはしたくないとのこと。

公共スペースのルールは、皆で利用ルールを考え、正しく利用する必要がありますね。

図書館での自習がダメ!図書館側の苦悩

実は「図書館での自習禁止」の動きは、1970年頃から始まったと言われています。

日本図書館協会によると、それ以前は自習専用の学習室を併設することも多かったのです。

しかし、図書館はスペースを提供するのではなく、読書のための場であることが重要だとして学習室の廃止が広まりました。

図書館側も、勉強の必要性から黙認することもありますが、一般利用者から「席がない」とクレームが入るなど板挟みの状態に。

そんなこともあって、一部の図書館では学習室を復活させる取り組みを行いましたが、今度は定期試験が近づくと、学生たちが殺到。

事態の打開のために、市内にある学校の試験日程を確認して、利用者が増えると見込まれる期間だけ会議室を自習室として開放するようになりました。

同じように学習室を試験的に置いてみた結果、利用者が最大でもスペースの半分ほどにしか至らないこともあったとか。

図書館の学習利用については、地域差もあるようです。

図書館での自習がダメなら他の場所で自習を!

市区町村によっては、図書館以外の施設に自習用のスペースを設けていることもあります。

文化センターや地区センターといった施設に置かれることが多いので、自宅や学校近くで自習室を探している人は、問い合わせてはいかがでしょうか。

以前、駅前で自転車の違法駐輪が問題になったとき、取り締まりだけよりも、公共の駐輪場が増えたことで違法駐輪は減少しました。

同様に自習スペースの拡充が、図書館で自習する人を減らすことに繋がるのではないでしょうか。

「図書館での自習」はともかく、自習する、自分から学習するという姿勢は素晴らしいものです。

これからは、公共のスポーツ施設のように「公共の学習スペース」がもっとあってもいいのでは?と思います。

図書館以外で勉強を出来るベストな場所はリビング

勉強は一人で。静かな場所で。そう思う人は多いでしょう。

しかし、家庭ででの勉強は、リビングで行うのが良いとする説も。

リビングで親や兄弟の目がある場所で勉強すると「やななきゃ」という緊張感があります。

そしてリビングでは話声やテレビの音など適度に雑音があることで、逆に集中力が増します。

加えて、親の目のある場所で勉強していれば、「勉強しなさい」と言われないのでイライラもしません。

リビングで両親に勉強している姿を見せておけば、親からの信頼と評価も得られます。

もちろん、家族の協力も必要でしょう。

リビングには、勉強には似つかわしくないものたくさんあるかもしれません。

いままでは自分の部屋で勉強していたけど、今度からリビングで勉強したいとなったら、
親にも相談して環境を整えるところから始めましょう。

図書館で問題となっている点は席借り!図書館の資料を用いての学習は可

学校に併設された図書館であれば、学生が学習のために使うスペースとして使うことに何ら問題はありません。

公共図書館で問題なのは「勉強すること」ではなく、席を「占有」してしまうこと。

学生でも社会人でも自由に使える図書館ですが、図書館の蔵書などを参考にした勉強をするためにスペースを設けています。

そこを、自前の教科書や参考書だけで勉強できる人が利用すると、本来図書館の資料に目を通すためにスペースが欲しい人の行き場がなくなります。

特に定期テストの前になると多くの学生が訪れて席を埋めてしまい、多くの市民に不便をかけることにつながります。

効率の良い勉強場所を見つけるのは良いことですが、周囲に迷惑をかけていないかの気遣いも大切なのです。

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