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自転車を自動車で追い越し接触!過失はどちらにあるのか検証

2018.6.8

自転車を追い越していく車と接触!こんな事故は少なくないようです。

この場合はどちらに大きな過失が問われるのか?また刑罰はどのように裁判所に下されるのか?そんな自転車と自動車の事故について調べてみました。

また自転車と接触事故を起こさない為にはどうしたらよいのか?運転中の注意点もあわせてご紹介いたします。

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自転車を自動車で追い越し接触!その後の刑罰は?

車道を走る自転車を追い越そうとした接触事故が増えているといいます。

ある人は、通勤で毎日走行している道路の左側に自転車の人がいたので、対向車がいない時に追い越しした時に接触してしまったといいます。

片側一車線の道路だったようですが、もう追い越したと思って車線に戻った時に自転車が転倒したようです。

自分が自転車に接触したと最初は気づかなかったようですが、後ろを走っている車にクラクションを鳴らされて自分が自転車を倒したと気づいたようです。

接触した地点から200~300mくらいのところで車と止めて、その人のところへ行ったようですが、大けがをしていたようですぐに救急車を呼んだといいます。

相手のけがによって、違反点数当が決まることとなっていますが、その人の場合は軽傷扱いの免停30日となったそうです。その後で裁判所から出廷命令があり、裁判所で事故当時の細かい状況の確認を受けたといいます。

会社の保険が適用となったため、自分は支払わなくて済んだようですが、保険は対人・対物無制限に入っておくべきだと感じたそうです。

自転車を追い越し接触!自転車側にも過失がある場合には?

自転車同士の接触事故の過去の判例の中には、片方の自転車が接触を否定するといったこともあったそうです。

事故内容は走行中の自転車A(原告)が、前方を走行していた自転車B(被告)を追い越そうとして接触し転倒した、というものです。最初実況見分の時はAと接触したとBは認めていたようですが、裁判の時にBは接触したことを否定したのです。

しかし、Bが飲酒後に自転車を運転していてふらついた可能性があることなどから信用性は低いと判断されたようです。

そのため、BにもAに対して損害賠償をする責任がある、となりました。

ただ、Aも前方にBがいることがわかっていたのであれば後方を走行するか、追い越す場合でも十分な安全確認が必要であったのに、左側を通り抜けて追い越そうとしたのは危険な走行にあたるとし、過失割合をAが45、Bが55という判断をしたようです。

ウソを言ってもバレるという事例の一つでしょう。

自転車を追い越し接触しない為の間隔

日本に存在する法律の中で、自転車を追い越す時に接触しないための間隔について書かれているものはありません。

しかし、道路交通法では、安全運転義務について定めているので、自転車の追い抜きや追い越しについては、これが適用となるでしょう。

安全運転の義務については「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」と記載されています。車両等の中には自転車も含まれるので、自転車で他の自転車を追い越す時にも「危害を及ぼさないような速度と方法で」運転しなくてはいけないのです。

さらに「車両は、前項の規定により歩道と車道の区別のない道路を通行する場合その他の場合において、歩行者の側方を通過するときは、これとの間に安全な間隔を保ち、又は徐行しなければならない。」と書かれています。そのため、歩行者のそばを通過する場合は安全な間隔を保たなければいけません。もしできない場合は、徐行して通過しなければならないのです。

自転車との接触事故を起こさない為にはどうしたらいい?

自転車は自動車のような免許証は必要ないので、子どもから高齢者まで誰でも乗ることができます。

しかし、自転車に乗る人のほとんどは道路交通法の内容をしっかりと把握していないのが現実です。

自動車対自転車の事故の過失割合は、自動車側が高くなる場合がほとんどです。それは、自転車は歩行者に次いで保護対象となるからです。

免許証がないとはいえ、自転車の乗り方の指導についてはいろいろな場所で行われています。そのため、自動車対自転車の事故数は減少しています。

とはいえ、運転中に自転車が走行しているのを見た場合は歩行者同様に注意しましょう。事故を起こさないためにも、自転車が次にどんな走行をするのかを想定して車を運転するようにした方がよいでしょう。

バイクも自転車との接触事故には気をつけて!

自動車が自転車を追い越す時には、自転車がどういう動きをするのかも想定して追い越す必要がありますが、バイクであっても同じです。

ある人は片側1車線の道路を走行中に、自転車との接触事故を起こしてしまった経験があるといいます。

進行方向の左端を走行中の自転車を追い越そうとした時のこと。自転車がかなりゆっくりと走行していたので、バイクのスピードを時速20㎞まで落とし、さらに自転車との間隔もしっかりと開けて追い越そうとしたそうです。しかしその時、自転車は後方確認も手信号もしないで、急に右にハンドルを切ってバイクの前方に出てきたといいます。

びっくりしてブレーキをかけ、ハンドルも左に切ったそうですが間に合いませんでした。バイクの前の部分が自転車の後部の左側を押すような形で衝突し、バイクは転倒。その人も左の肘を地面に押し付けられ、ケガをしてしまったそうです。

バイクはしっかりとスピードを落とし、間隔も開けていたので自転車側に過失があると考えていたそうです。

しかし、裁判での結果は反対だったそうです。過失割合はバイク70%、自転車30%という判断だったのです。

自転車は手信号もせず、後方確認もしないで進路変更をしたことが過失であることは指摘したそうですが、バイク側は追い抜きをする時に前の車の進路に応じてできる限り安全な速度と方法によって行うべきところを、自転車の動きについて注視しつくさなかった過失がある、という判断が下されたそうです。

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