犬の目にカメラのフラッシュが与える影響と撮るときのポイント
2018.6.3

犬の写真を撮るときに、カメラのフラッシュを使うのは犬の目に良くないのをご存知でしょうか?
よく暗闇で犬の写真を撮ると、目が光って見えることはありませんか?
では、それはどうして光るのか?カメラのフラッシュが与える影響とはなにか?
そこで、犬の目にカメラのフラッシュが与える影響と可愛い犬を撮るときのポイント、さらに動物を撮る時に気を付けたいことなどについてご紹介いたします。
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この記事の目次
カメラのフラッシュは犬の目に良くない
フラッシュの強い光は、目に良いわけはありませんが1回の光で失明するほど悪いものではありません。
人間の赤ちゃんを撮影する時にもフラッシュを使わないようにしませんか?目への影響もあるかもしれませんが、必要以上に驚かしたりしたくありませんよね。
人間はフラッシュのことを知っているので身構えることができます。
しかし、犬はそれができません。赤目防止ランプの効果も期待できず、結局目が赤や青に光って写ってしまいます。
フラッシュを使う場合は、できるだけ部屋の中も明るくしておきましょう
犬の網膜の下には輝板(タペタム)という層があり、これによって暗い中でも夜目が効きます。
逆にフラッシュなどの強い光を浴びてしまうと、目を傷めてしまう事があるのです。
フラッシュによって瞬間的に犬は目が見えなくなり、最悪の場合は炎症や網膜剥離などの引き起こす可能性あるのです。
犬の目は闇で光る?カメラのフラッシュで光るワケ
暗闇で犬を見たとき、真っ暗な中で二つの目がくっきりと見えたことはありませんか?
人間の目は、明るい光の中で物を見る能力を進化させて来ました。
一方犬は、明るくても暗くても、よく見える目に進化してきたのです。犬の祖先は夜行性であり、暗闇でも小動物を捕まえて暮らしていたのです。
実際に、どの程度の暗闇まで見通すかはわかっていませんが、人間と比較すると5倍は夜目が効きます。
また、暗闇での視力については、猫の方が勝っているというデータがあります。
そして、夜目が効くとはいえ決して視力が良いわけではなく、はっきりと見る能力はありません。
人間の視力で言うと0.3程度と言われています。
暗闇で目が青白く光るのは網膜の下にあるタペタムという組織のせいですが、写真で赤く写ってしまうのは毛細血管の色が反射しているからです。
フラッシュを使うと、これらの組織のせいで青や赤に目が光ることがあり、また目を傷める可能性もあるので、フラッシュは使わずにisoの感度を上げて対応しましょう。
犬の目をカメラのフラッシュで光らせないようにするには
愛犬の写真を目が光っていないように写してみましょう。
カメラや最近のスマートフォンには、写真撮影時に「赤目軽減機能」を使うことができます。
これを使うと、実際に撮影するフラッシュの直前に、一度フラッシュを発光させます。
これで一度瞳孔が開くので、そこでシャッターを切ると目が光っていない写真を撮影することができます。
表情は可愛らしく写ったのに、目が光ってしまって残念!というかたいは
画像処理ソフトを使って修正することも可能です。
写した写真を見たら、目が開かや青白く写っていて気持ち悪いなんて言わないでください。
その理由を知れば、次からはちゃんと目が光らない写真が取れます。
フラッシュの光は知らず知らず犬の目に負担をかけることにもなるので、できるだけフラッシュを使わない撮影法をマスターしましょう。
可愛い犬の写真を撮るときのポイント
犬を撮影する時は、先に身だしなみを整えておきましょう。
犬の毛並みにあったブラシを使いブラッシングで整えておきます。毛並みを整えるだけで、犬の写真は随分印象が変わります。
目元の涙焼けがある場合には、コットンを使い優しく拭き取ってあげましょう。
またカメラ目線に慣れさせましょう。
犬をカメラ目線で撮影するのは意外と大変。思った通りにカメラを向いてないのが当たり前。
毎日少しずつカメラと撮影する状況を訓練しましょう。
名前を呼んだら目を見るように訓練できれば、撮影のときにもスムーズにカメラ目線にすることができます。
犬はおやつで目線を誘導
おやつを見ると欲しがって吠えてしまう犬には使えない方法ですが、おやつを持って注目させカメラ目線に誘導します。
犬の角度を意識する
人間でも美人に見える角度があるように、犬にも写真写りが良い角度があります。面長な犬と鼻の短い犬ではベストショットが違うと思います。
たくさん撮影して、愛犬のベストな角度を見つけましょう。
犬を撮る前に気を付けたいこととは
動物の撮影ではいくつか気を付けたいことがあります。
その一つがフラッシュ。
携帯やスマホ、デジカメなどで初期設定がオートフラッシュになっていると思います。
動物を撮影するときは、驚かせたり、目が光ってしまわないようフラッシュはOFFにして撮影しましょう。
撮影場所はできるだけ明るい場所で行います。もし、どうしても光量が足りないときはカメラの設定を変えて暗いシーンでもキレイに写るようにモードを変更しましょう。
自分で飼っている犬の場合は問題ありませんが、他にオーナーがいる動物は、トラブルを避けるため了解を得てから撮影してください。
万が一、フラッシュで失明したなどのトラブルが起きると大変なことになってしまいます。
- 雑学