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検察官と検事の違いを徹底解説!警察との仲についても教えます

2018.6.2

テレビのドラマでもモデルになっている検察官や検事。しかし、その違いを知らない、そんな人が多いようです。

検察官と検事の仕事の内容がとても気になりますね。検察事務官も公務員?警察と似ているような気もしますが、その役割の違いは何なのでしょうか?

意外と知られていない検察官と検事の違いについて詳しく説明します。

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検察官と検事の違いって何?

検察官とは?

罪を犯した疑いのある人を、捜査などから判断して裁判にかけるかどうかを決める人のことを指します。国家公務員に属しています。

検察官になるには、まず司法試験に合格して司法修習を終えます。そのあと法務省の採用試験を受験して合格するのが一般的となっています。

検事とは?

検察官の官名の一つを指します。官名は官職(国家公務員に割り当てられる職)の名称のことです。検事とは、国家公務員である検察官に割り当てられる職の名前ということになります。

検事以外にも検察官には官名があります。検事総長、次長検事、検事長、副検事も検察官の官名です。

検事をはじめとする検察官は、日本で唯一犯人を起訴するかどうかを決める権限を持っています。それだけ責任の重い仕事と言えます。

検事と検察官は同じ?検察事務官との違いは?

検事とは、検察官の役職の一つですが、上から順番に

検事総長→次長検事→検事長→検事→副検事

となっています。そして、それぞれの職務や仕事内容は違っています。

検事には検察事務官が付いていますが、どんな仕事を行っているのでしょうか?

検察事務官について

国家公務員です。その仕事内容は、検察官の指揮の下で犯罪の捜査や逮捕状による逮捕、罰金の徴収などの事務を行っています。

簡単に言うと「検事(検察官)の補佐」という感じでしょう。

検察事務官も検察官と一緒に犯罪の捜査なども行いますが、総務や会計などの事務的な仕事も行います。

職務権限も定められています。「被疑者を取調べること」「逮捕状により逮捕すること」そして検察官の命により検視をすること」なども含まれているのです。

ドラマでもそんな仕事をしていましたよね。

検事(検察官)と判事の違いとは?

副検事の上に「検事」がいますが、検事には最高検察庁検事、高等検察庁検事、地方検察庁検事などがあります。

検事は検察庁に所属しています。そして刑事事件の犯罪捜査(検察捜査)などを行っています。

では、判事との違いは何なのでしょうか?

「判事」とは、裁判官の職位の一つとなっています。検事のように高等裁判所や地方裁判所等に配属されています。

任期は10年となっています。判事補、検察官、簡易裁判所判事、裁判所調査官、司法研究所などの教官、大学教授などの職に10年以上ついていた人の中から最高裁判所によって指名されます。

裁判所と検察庁の間では人事交流制度があります。「判検交流」と呼ばれているようですが、そのため検察官を経験してから裁判官となる人もいます。

しかし、捜査情報が漏れやすくなるのではないか?との言われており、判検交流の禁止を求める声もあります。

検察官の種類について詳しく説明します!

検察官の官名には検事総長、次長検事、検事長、検事、副検事があります。そして地方検察庁には、検事の中から任命される検事正も置かれているようです。

それぞれの仕事の内容について説明します。

検事総長

最高検察庁の長です。全ての検察庁の職員を指揮監督する立場です。

次長検事

最高検察庁に属しています。検事総長を補佐する立場ですが、検事総長が欠けた時などは、代わりにその職務を行っています。

検事長

高等検察庁の長です。その庁並びにその庁の対応する裁判所の管轄区域内にある地方検察庁及び区検察庁の職員を指揮監督する立場です。

検事正

地方検察庁の長です。その庁及びその庁の対応する裁判所の管轄区域内にある区検察庁の職員を指揮監督する立場です。

検事

最高検察庁・高等検察庁及び地方検察庁などに配置されます。

副検事

区検察庁に配置されます。

検事と警察の役割の違いとは?本当は仲良し?

警察も検察も犯罪に関わる仕事です。

一般的に、事件が起きるとまず警察が現場に駆けつけて捜査をします。そして被疑者を見つけだして逮捕します。

逮捕後に留置の必要があるとの判断がされると、48時間以内に検察官に送致されることになります。

検察官に送致されると、今度は検察による取り調べが始まります。そして起訴・不起訴の判断をするのです。起訴された場合は裁判となります。

しかし政治犯罪や経済犯罪の場合、警察ではなく検察が最初から直接捜査することになります。

では、警察と検察の仲はどうなっているのでしょうか?

警察と検察はそれぞれが独立しています。そして役割も別なのです。そのため、対立しているということはないでしょう。

しかし、証拠不十分の時や情報が少ない場合は、警察に対して追加捜査などを命令できる権利を持っています。警察にはありません。そのため、摩擦が生じることもあるかもしれません。

また、警察が捜査してやっと見つけて逮捕した犯人であっても、証拠不十分で不起訴となってしまうこともあります。そこで警察が「せっかく捕まえた犯人を釈放することになるなんて。」と不満に思うことはあるかもしれませんね。

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