競技かるたの練習を一人でするときの方法やコツを紹介します
2018.6.1

最近は、映画やマンガの影響で『競技かるた』に注目が集まるようになりました。
競技かるたは小学生でも楽しむことができます。
私たちが行う「かるた取り」とは全く別物で、まさに激しい競技です。
素早い払いに驚いてしまいますよね。
そんな競技かるたを、一人でも練習できる方法があるのでしょうか。
家でも一人で行える練習方法をご紹介します。
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この記事の目次
競技かるたの練習~まず一人で短歌を暗記
競技かるたは、読み手が読み上げる歌の上の句を聞いて、出来るだけ早く下の句の書かれた札を取りに行く競技となります。1対1で行われます。普通競技には一人以上の審判がつきますが、競技かるたではつきません。
5・7・5・7・7の31文字で書かれている短歌となり、読み手側は、すべて書かれています。取り札は7・7の下の句のみ書かれています。
普通のかるたは、「犬も歩けば棒にあたる」と読まれたら「い」から始まるカルタを探しますが、百人一首は「あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ」と読まれたら、その下の句となる「わがころもでは つゆにぬれつつ」という札を探し取るものになります。
競技かるたは、下の句を覚える必要があります。このため、短歌を覚えていれば有利に札を取ることができます。
読み始めの一文字目が1枚しかないもの、「む、す、め、ふ、さ、ほ、せ」はチャンスカードと言えるでしょう。
まずは、覚えやすいものから暗記していきどんどん増やしていくことで上達するでしょう。
競技かるたを一人で練習する方法
競技かるたを家で一人で練習するときには、このように練習するといいでしょう。
部屋で行うときは札流しをし、札100枚を4つくらいの山に分けて決まり字を言っていく練習をしましょう。このときに、何秒かかるか測ってみてください。自己ベストを更新できるように意識しながらやりましょう。
この決まり字を言っていく秒数は、上級者ほど早くなります。初心者であれば、2分位を目標にしましょう。
和室などセンターの部屋を借りれたときには、実際に50枚並べてCDを流して実際に取る練習をしたり、払いの練習をするといいでしょう。
札を覚える練習をするときには、文字で覚えるよりもイメージで覚えるといいでしょう。この方法は、「札流し」と繋がっています。札の認識力を高めることが競技かるたの上達に役立ちます。
札がなくても、アプリで練習することもできるのでぜひ活用してみてください。
競技かるたを一人でも練習したい
競技かるたの札の位置を覚えることが勝利に繋がるコツ
では、暗記をするときにはどんなコツがあるのでしょうか?
暗記をするときには、友札や同音札をセットで覚えるといいでしょう。「あ」や「な」などの枚数の多い同音札は難しいのですが、二枚札(うつしもゆ)や三枚札(いちひき)など、枚数の少ない札は覚えやすいものとなります。
暗記時間の残り2分では、素振りをしてもよいことになっています。この時間も暗記をするのに活用しましょう。
実際の試合では常に札の位置が変わるので、自分が得意な札を優先したり、相手に送った札を強く意識したりと臨機応変にするといいでしょう。
競技かるたの強い人は、視野が広いと言います。読まれた札を取りながらも周りにある札を暗記しながら行っています。
暗記する時間だけでなく、試合中はずっと暗記の時間と言えます。
自分に合った暗記方法を探し出し、工夫することでさらに競技かるたの実力をあげられるでしょう。
暗記がしっかりできているか、手が素早く出せるかの練習
競技かるたの自宅練習ではこの方法がおすすめですよ。できれば毎日行いましょう。
一人かるたを約1時間程度行います。自分の暗記がきっちりできているか確認しながらやりましょう。
相手がいる練習であれば、自分がうまく暗記できていなくても相手が強いからと相手の責任にできますが一人だとすべて自分で取らなくていけませんし、遅いのは自分の腕、今現在の強さとなります。
この練習では、暗記ができているかや自分が思っているとおりに手が出せるかがポイントです。試合を意識したものではなく、ポイントとなる部分が確実にできているかを意識して行いましょう。
競技かるたの自宅練習方法
まず、100枚の札を混ぜます。そこから50枚を選び、並べます。相手陣は出た順に並べてください。自分の札の配置が相手からどう見えるかを確認しましょう。15分間で、暗記、作戦、素振り練習などをしてから試合をスタートさせます。
自動読み上げ機を流し、かるたを取っていきます。暗記を繰り返して、戻り手・渡り手など手の動きもチェックしましょう。
競技かるたは体全体を使うことが大切
競技かるたでは、いかに早く取るかの競技となりますがかるたを取るときは、手だけで取っているわけではありません。
全身を使うようにして取りましょう。つま先や膝で畳を蹴ることもあります。腹筋・背筋で上体を支えなくてはいけません。胸・肩・腕・指先へと力を伝えるようにして取るよう意識しましょう。
もちろん、自分の近くにあるものは取りやすい方法で取りましょう。遠い位置の場合は、構えた位置から札を払う位置までの体重移動が自然にできるように意識しましょう。
素早く動くには、暗記がものを言いますが反射神経を鍛えるにはこんな方法がおすすめです。
それは、目をつぶり片足で立つことです。腰に手を当て、片足で何分立ち続けられるかやってみてください。毎日、続けることで片足で立てる時間が長くなります。
始めたばかりの頃は、筋肉痛になるかもしれません。無理をせず、ふくらはぎが痛くなったら、止めましょう。
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