バレーボールでタイムアウトをとるのは連略的なタイミングが多い
2018.5.26

バレーボールの試合では、得点数から自動的にタイムになる「テクニカルタイムアウト」と、監督からの指示でタイムになる「タイムアウト」があります。
このタイムアウト、「なぜここで?と思うタイミングで試合が中断されることがあります。
タイムアウトの時間は1分。いったいなぜ、そのタイミングで試合を止めるの?試合にどんな影響があるの? タイムアウトに関する気になる話題を集めました。
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この記事の目次
バレーボールの「タイムアウト」を取るタイミング
バレーボールの公式な国際試合ではルールに「テクニカル・タイムアウト」が設定されています。
第1~4セットまでは、リードしているチームが8点目いれた場合と、16点入れた段階で60秒間のタイムアウトが強制的に入ります。
その理由として考えられるのは、「接戦を演出する」ためではないかと言われます。
バレーボールという競技は、不思議なことに実力が拮抗したチームであっても、どちらかが「ゲームの流れをつかむ」と、大量得点になったり、流れが一方的になったりします。
その偏った流れを防ぎ、接戦へと流れを変えるというわけです。
国際試合では、観客の動員数や視聴者数も多いので、主催側としては「汗水握るドキドキの展開」にしたいのです。
大差のついた負け試合では、見ている側も面白くはありませんよね。
どちらかのチームがリードしたら、タイムアウトでインターバルを挟むことでリズムを変えて、試合の流れも変えてしまおうというのです。
バレーボールのタイムアウトを取るタイミングは空気を変えたいとき
いい試合は、互いに1点を取り合い進行していきます。
途中、3連続で失点してしまうと流れを変えて選手に指示を出すために、タイムが欲しくなるところ。
ただし、作戦で使えるタイムは回数も限られていますので、前半だと無駄にその権利を使いたくありません。
後半の勝負所で使いたいと思うはずです。
しかし、タイムを取るタイミングは「試合の流れ」をどう読むかにかかっています。
試合の流れは、両チームの心理的な関係でもあります。
タイムアウトを挟むことで、必ず上手くいくというものでもありません。
名監督であっても、タイムアウトを味方に付けられる確率は1割程度とも言われています。
しかし、もっとも難しいのは同じチームの中で、互いの感覚や感性を共有できるかどうか。
タイムアウトを取った理由についても、一人一人が考えていく必要があります。
いい試合は、互いに1点を取り合い進行していきます。
途中、3連続で失点してしまうと流れを変えて選手に指示を出すために、タイムが欲しくなるところ。
ただし、作戦で使えるタイムは回数も限られていますので、前半だと無駄にその権利を使いたくありません。
後半の勝負所で使いたいと思うはずです。
しかし、タイムを取るタイミングは「試合の流れ」をどう読むかにかかっています。
試合の流れは、両チームの心理的な関係でもあります。
タイムアウトを挟むことで、必ず上手くいくというものでもありません。
名監督であっても、タイムアウトを味方に付けられる確率は1割程度とも言われています。
しかし、もっとも難しいのは同じチームの中で、互いの感覚や感性を共有できるかどうか。
タイムアウトを取った理由についても、一人一人が考えていく必要があります。
バレーボールでは、タイムアウトやメンバー替えを効果的なタイミングに
タイムアウトのタイミング
- 連速3失点
- 想定外の展開などがあり、作戦の変更
- サーブレシーブやコンビの乱れ
- 相手のリズムを壊す、乗せない
- ゲームの終盤になって特別な作戦を取る場合
- チームに油断や緩みが生じた
これら以外でも、良くない「流れ」があるときは断ち切るためにタイムアウトに入ることがあります。
メンバーチェンジのタイミング
- メンバーが調子を崩したり、ケガを負った
- ピンチサーバー
- サーブレシーブ・ブロックの強化
- 相手に読まれていない選手や、リズムを崩せそうな選手の投入
- コート上で動き続けている選手を少しでも休ませるため
- タイムアウトがなくてもコート内のメンバーに細かい指示を与える
次のセット、次のゲームのため経験の少ない選手に実線を味わわせる。
バレーボールで時間に関連するルールは?
バレーボールでは、主審がホイッスルを鳴らしてから8秒以内にサーブを打つことが決まっています。
たった8秒間ではありますが、相手チームとの駆け引きが行われる瞬間でもあります。
ホイッスルが鳴った直後に打ち込んだり、ギリギリまで溜めてから打ち込むなど、相手をじらしたり不意を突いたりという駆け引きが、わずか8秒の中に見ることができることがあるのです。
国際的な試合ルールで決められているタイムアウトは、日本国内でもVリーグや高校の全国大会で適用されています。
もともとのルールにある、監督の求めで取得できるタイムアウトも作戦指示外に試合の流れを変えるという意味合いで使われていました。
タイムアウトの導入後のデータでは、タイムアウトになる8点、16点を先取したチームがそのセットを取得する確率が高いと算出されています。
そのため、「8点」と「16点」を先に取ることが勝利への目安の一つになっています。
バレーボールのタイムアウト以外にも何らかのタイミングでルール変更が行われた
ラリーポイント制
1999年まで、バレーボールはサーブ権を持つチームがラリーを制した場合に得点が入るサイドアウト制でした。
現在はサーブ側、レシーブ側どちらもラリーに勝てば得点されるラリーポイント制が導入されています。
サーブ権
サーブ側チームがポイントを得た場合は、そのままサーブ権を持ち、レシーブ側チームがポイントした場合はサーブ権が移動します。
タイムアウト
1セット中、1つのチームに2回までのタイムアウトを取ることが可能です。
1回のタイムアウトは30秒と決まっており、その間に監督から各選手に戦略などの指示が与えられます。
ボールアウト
ボールがネットの端にあるアンテナに接触したり、その外側を通過するとボールアウトになります。
ボールがサイドライン・エンドラインを超えるとボールアウトですが、ボールが少しでもラインに触れた場合はインと判断されます。