キャッチボールの練習をする。幼児からのトレーニング方法
2018.5.20

子供といつかキャッチボールをしたい…。
これは世の中の多くのパパの願いでしょう。
でも、キャッチボールを始めるのは幼児にはやはり難しいのでしょうか。
ボールを上手く投げる練習はどのようにしたら良いのか、幼児が遊びを通して身に付けられる方法などご紹介します。
幼児のうちには、いろいろな遊びを通して体を上手に動かせるようになります。
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この記事の目次
キャッチボールの練習がしたい、幼児には難しい場合も
幼児にいきなりキャッチボールは、なかなか難しいと思います。
最初からグローブをはめて、ボールである程度の距離を投げるというのは、この年代にはまだまだ難しいことでしょう。
ボールをある程度の距離を投げるという動きも難しいですし、飛んでくるボールをキャッチするというのも、慣れていないと怖いものです。
慣れていないうちに、キャッチボールをして、顔などにボールが当たったら、子供もボールに対して恐怖心を持ってしまい、克服にも時間がかかります。
キャッチボールには技術が必要
- 正面に飛んでくるボールを取る恐怖心の克服
- ボールの飛んでくる場所を予測する空間認識
- ボールを確実にキャッチする能力
- 相手のいる方向に確実に投げる力
幼児には、この簡単そうに見える動作も、できるようになるまではかなり練習が必要です。
比較的、ボールを捕るという行動の方が先にできるようになり、ボールを投げるという動きは、筋力も関係しているので、上手になるには個人差も大きいようです。
キャッチボールの練習のために幼児ができる遊びは?
幼稚園くらいの子でしたら、ボールがうまく投げられなくても焦る必要はありません。
家庭でボール遊びをする際には、ボール投げなどが多いと思います。
その時にも、お子様に掛ける言葉としては、体の向きだったり、重心の置き方だったり、手の振り方だったりと、技術的な面を教えたくなりますよね。
そこで、ボールを使わない方法で、ボール投げに効果的な動きをご紹介します。
新聞紙たたき
平手で、新聞紙をたたいて破ります。なるべく大きな音が出るようにたたいてみましょう。
1枚でできれば、2枚、3枚と厚みを増やします。
紙鉄砲
紙鉄砲を折り、勢いよく手を振り下ろします。
これも同じように「パンッ」と大きな音が出るように、勢いをつけて強く振り下ろして下さい。
慣れてくるほどに、大きな音が出せるようになると思います。
タオルピッチャー
タオルを用意して、片側の端を結びます。
結んでいない方を手に持ち、投げるような動きをします。
タオルを実際には投げませんが、タオルが床に付くくらいに大きく腕を振ります。
キャッチボールの練習、幼児の場合は集中力が大切
子供から、「キャッチボールがしてみたい」とか「野球をやってみたい」と言われた時、パパやママとしては、一緒にキャッチボールをしてあげたいですよね。
パパが一緒にやってあげることが多いと思いますが、このくらいの年齢なら、ママが一緒にキャッチボールを楽しんであげることもできます。
仕事でなかなか時間が取れないというパパが多いと思いますが、短い時間でもなるべく時間を作れると良いですね。
子供とキャッチボールの練習を始めたい場合には、どのようなことから始めると良いのでしょうか。
キャッチボールの練習は基本的には、2人で行います。
始めは、近めの距離から投げてみましょう。そして、その距離が投げられるようになったら、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。
始めから、投げられないような遠い距離で始めるよりも、達成できる距離から始めた方が子供もモチベーションが上がり、やる気が出やすいと思います。
また、投げ方のフォームについても、親としては、ついつい口出ししたくなると思いますが、初めは自由に投げさせましょう。
まずは、キャッチボールが楽しいと思ってもらえることが大切です。
少しずつ上手くなってきたら、「もう少しこうしたらもっと飛ぶよ」などどアドバイスをするとお子様もやる気が損なわれずに、楽しめると思います。
そして、子供の集中力はあまり長くは続かないので、投球数を決めて集中して練習するという方法も良いでしょう。
ボールを投げる力は小学生でも低下が顕著
小学生の体力テストなどの結果を見ても、『投げる力』が低下していることは明らかです。
子供達がボールで遊んだりする機会が減ってきていることや、ボール遊びをする場所も今はなかなかありません。
公園などでも、ボール遊び禁止の公園は増えてきています。
ですので、今の子供達はボール遊びに触れることが減って来て、ボール遊びの楽しさがわからないという子も多いと思います。
地域のスポーツ少年団などでは、このような流れから、積極的にボールと触れ合う機会を作っている指導者もいるようです。
ボール遊びの楽しさを教えるのは、野球だけでなくても良いのです。
ドッジボールなども、ボールを投げる楽しさを知るのに、良いスポーツです。
子供の運動能力を上げるにはさまざまな遊びを
今の子供達は、昔の子供達よりも外遊びをする機会は格段に少なくなっています。
子供達が遊べる場所が減ってしまったこと、時代が変わってのびのびと遊べなくなってしまったこともなどもあるでしょう。
親も、ついつい過保護になり、「危ないからそれはしちゃダメ」とか「洋服が汚れるからダメ」などど言っていませんか?
もちろん危険なことは避けなければいけませんが、子供はどんどんいろいろなことにチャレンジした方が、運動能力も発達します。
親子一緒に体を動かす機会を作れるように、意識してみましょう。