インコにヒーターは必要なんです!こんなヒーターの代用品もある
2018.3.27

体の小さなインコは、温度の変化に敏感で、寒い状態だと体調を崩しやすくなります。
インコの健康維持管理に注意してあげましょう。
インコを飼う時の最適な温度って何度?どうやって暖めてあげたらいいの?など色んな心配がありますね。
インコの保温には、ヒーターが必要です。保温にはビニルハウスもオススメですよ!
ヒーターを使う時の注意点やポイントを紹介します。
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この記事の目次
インコにヒーターは必要ですよ
寒い季節には、植物の栽培に使われるビニールハウスを利用してケージを囲って保温すると、保温効果が高くコストも抑えられます。
ビニールハウスとヒーターを使ってインコのケージを保温しましょう。
ビニールハウスは、ホームセンターで手軽に購入できます。
ただし注意したいのは、購入後すぐではビニールから有害物質が出ることがあるので、1~2週間をめどに外で干しましょう。
ビニールの臭いがしなくなったらOKです。
ケージを囲う際、全てをびっちり密封してしまうと、今度は熱がこもり過ぎて逆効果に。前面を開けておいたり、通気穴をあけて使いましょう。
通気孔は風が通り抜けないことを意識して、左から右、前から後ろといった風の流れができる位置には開けないように気を付けましょう。
インコによってはビニールを噛みちぎることがあります。
遊びのつもりですが、食べてしまうと危険なのでケージとの距離にも注意しましょう。
室温が低い場合、インコにヒーターは必要なの?
秋の終わりから冬の初め。お住まいの地域の気温がインコにとって厳しい温度になってきたら、カゴの囲いとヒーターを使いましょう。
下からの冷気を遮断するためにも、カゴの下にマットなどを敷くのもいいですね。
カゴの囲いは透明なアクリルを使った物も販売されていますが、高価なのでホームセンターで売られているナイロンシートで自作している人もいるようです。
自作だとカゴの大きさに合わせて作れるので、メリットも大きいです。
ビニールやナイロンを使った囲いは、ヒーターと接触しないよう注意してください。
囲いをつくる素材は、ビニールやナイロンですがケージ内を明るく保つために半透明のものを選びましょう。
念のため、熱に強い素材であるとより良いと思います。
ヒーターもあまり強いものは使わず、「手を近づけるとふわっと温かい」程度に設定してください。
暖め過ぎるとインコも熱中症やのぼせを引き起こします。場合によっては発情してしまうこともあります。
ヒナや高齢のインコは温度を「高め」に。
病気があるときは「高い」、これから繁殖する予定がある場合はこれらより低めに設定します。
就寝時にインコのヒーターは必要ですか?
あるご家庭では、植物を入れるガラス温室を利用してオイルヒーターを使い、1日中同じ温度を保つようにしています。
インコは、暑ければ羽を広げて体温を下げようとします。
逆に寒いと身体の羽毛を立てて膨らんだような姿になります。
インコの様子を見ながら温度調整しています。
ヒーターをつけっぱなしにしていると、暖房料金もバカにならないし乾燥も気になります。
温室なら湿度の管理も楽なので、インコたちが快適に過ごすことができます。
もともと南国の鳥であるインコですが、生まれたときから住んでいる環境にもある程度適応するので、北国など寒い場所でも、ある程度の温度をキープしてあげれば元気に冬を越すことができるのです。
飼育本などにも、設定温度などが紹介されていますが、寒そうではないか、暑くないか、といったことはよく観察していると見えてくるはずです。
温めればいいというわけではなく、インコが快適に過ごせることを第一に温度管理をしてあげましょう。
インコがヒナの場合は?
インコのヒナは、体の羽毛がまばらで自分で体温を保持することができません。
大人のインコよりも、よりしっかりとした温度管理が必要になります。
ヒナは26~28℃という、人間であれば暑いと感じるくらいが適温です。
自分の感覚で「今日ならそれほど寒くないし」と思っても、ヒナにとっては体温を奪われる気温かもしれないのです。
プラスチックのケースや、ビニールを利用してヒナのためのケージカバーを用意しましょう。
密封はせずに天井を開けるなどして、そこをタオルで覆います。
タオルをずらすことでも温度や湿度を調節できます。
温度管理のためにケースの中に温度計を入れて、ときどき温度を確認すると良いでしょう。
ヒーターを付ける場合は、ペットショップで専用のヒーターがあります。
インコのヒナなら20~40ワット程度のもので十分です。
一定の温度でスイッチが自動でON/OFFされるサーモスタットのものがおすすめです。
インコ用のヒーターがない!これで代用!
いつも元気なインコが今日は急に体調が悪そう!
小動物の体調不良は、まず体を温めることが大切。
でも、専用のヒーターなんか持っていないし、どうしよう…。
そんなときに応急的な対処を教えしましょう。
まずは、人間用の湯たんぽがあれば、お湯を入れて準備します。
専用カバーに入れたら、ケージの背面に設置してケージの半分をタオルで覆います。
これだけでケージ内はじわっと温まります。温まりにくいようであれば、その上からゴミ袋など大きなビニールで背面と側面を覆ってみてください。
このとき、ケージ全体をビニールで覆ってしまわないように気を付けましょう。
インコの体調のためには、空気の流れを完全に遮断するのは逆効果になる可能性があります。
湯たんぽも無い場合には、ペットボトルにお湯を入れたものでも代用できます。
ただし、お湯の温度はあまり高くないものを入れて下さい。熱湯だとペットボトルが破損する恐れがあります。
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