シルバーとメッキの見分け方!本物かどうか調べる方法はコレ!
2018.5.10

シルバーのアクセサリーだと思って購入したら、実はメッキだった!こんな悲しい経験はしたくないものです。
アクセサリーを購入する時、シルバーかメッキかを簡単に見分け方る方法はあるのでしょうか?見分ける方法が分かれば、悲しい思いもしなくて済みます。
そこで今回は、シルバーとメッキを簡単に見分ける方法についてお伝えします。シルバーの簡単なお手入れ方法もチェックしてみてください!
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この記事の目次
シルバーとメッキの見分け方・刻印を確認
一番シンプルな方法としては、刻印を確認することです。
シルバーとして輸出される貴金属などは、基本的に純度を示した「ホールマーク(刻印)」が義務付けられています。
この刻印がない場合は、注意が必要です。必ずしも「刻印がない=純銀ではない」というわけではありませんが、品質の管理体制があまり厳しくない地域で作られたものである可能性が高くなります。
刻印が見つかったら、そこに示されている数値を確認しましょう。
かなり小さいと思いますので、虫眼鏡や倍率の高い宝石用のルーペなどを使って見るといいでしょう。
銀製品では「925」、「900」、「800」といった数値が刻印されているはずです。
この数字はそれぞれ銀の含有率を表したもので、900は90%、800なら80%の純度の銀であるということです。
純度が900、800の銀は銀貨の鋳造にも使われるため「コインシルバー」と呼ばれています。
シルバーとメッキの見分け方・輪ゴムを使って確認
シルバーかメッキかを確認するために、輪ゴムを使う方法もあります。
シルバーは、温泉などに含まれる硫黄の成分に触れさせると黒ずんできます。
プラチナやホワイトゴールドなどの他の貴金属や合金では、硫化皮膜が生成されず黒ずむことはありません。
このことから、硫黄を多く含んだ温泉水、または温泉の元を溶かした水に判別したいアクセサリーと浸け、その黒ずみで確認できます。
アクセサリーの状態によっても黒ずむまでの時間は幅があり、長いものでは1週間ほどかかります。
物によっては、ほぼ一瞬で黒ずむものもあります。
また、新しいシルバー製品であれば変色防止剤が使われていることがあり、銀製品であっても簡単に黒ずまないものもあるので注意してください。
温泉水などの硫黄成分が手元にない場合は、輪ゴムを巻き付けてみます。
実は輪ゴムは多くの硫黄成分を含んでいます。
ゴムに触れた部分が黒ずんだらシルバーだとわかるでしょう。
黒ずんでしまったシルバーは、専用クリーナーを使えば元の輝きを取り戻すことができます。
シルバーとメッキの見分け方・比重の違いや磁石で確認
比重
刻印がない貴金属製品は、その比重から判断する方法があります。
【主な貴金属の比重】
- プラチナ… 21.40
- 24金…19.32
- 18金…15.50
- シルバー…10.53
- タングステン…19.30
- 銅…8.93
- ニッケル…8.90
磁石の反応を見る
プラチナやゴールド、シルバーとされているのに磁石近づけて反応する場合は偽物です。
これらの貴金属は本物であれば磁石には反応しません。逆に偽物に使われることが多いニッケルは磁石で反応があります。
色での判断
- プラチナ…重厚な白がプラチナの特徴で、わずかに黒みがあります。
- ホワイトゴールド…繊細な黄色味。
- シルバー…軽やかな白色をしています。
K18ホワイトゴールドの偽物として色味の似ているタングステンが使われることがあります。
また、本物のプラチナでもロジウムメッキがされると、色味で見分けることが難しくなります。
シルバーアクセサリーが黒ずむ理由
身近なシルバーのアクセサリーは持っている人が多いので、黒ずんだものを見たこともあるでしょう。
「しばらく使わなかったら酸化して黒ずんでいた」という人がいますが、これは間違い。
銀が黒ずむのは「酸化」ではなく「硫化」です。
身近な物質の変化として、酸素による「酸化」を思い浮かべますが、酸素以外にも化学変化によって見た目や性質に変化をもたらします。
シルバーを黒ずませてしまうのは、硫黄です。
空気中には、硫黄を含んだ硫化水素がごく微量含まれていて、これが時間とともに徐々にシルバーの表面で反応して黒ずんでしまうのです。
硫黄は空気中だけではなく、人体を構成する物質にも含まれています。
つまり、身につけているだけでも手入れをしなければ黒ずんでしまうわけです。
温泉は硫黄成分が多いものもありますので、シルバーのアクセサリーは付けたまま入るとあっという間に黒ずんでしまうでしょう。
シルバーアクセサリーのお手入れ方法
シルバーのアクセサリーをつけようとしたら黒ずんで見た目が悪い。
そんなことにならないよう、着用後はひと手間かけて手入れをしておきましょう。
アクセサリー用のクリーニングクロスや眼鏡ふきなどを使って、表面の汗や汚れを丁寧に拭き取ります。
保管場所は、湿度が低くホコリが付かない場所が最適です。
シルバーは傷が付きやすいので、できるだけ個別のケースに分けて保管することがおススメです。
変色を避けるためには、空気に触れさせないことも重要です。
あまり頻繁に使わないシルバーアクセサリーはジッパー付きの小さな密閉ポリ袋で保管してもいいでしょう。
ちょっとしたひと手間をかけることで、お気に入りのシルバーアクセサリーをいつでも美しいまま使うことができます。
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