子供の頃の記憶がないのはなぜ?それにはこんな理由があった!
2017.9.10

子供の頃の記憶を思い出せない事、ありますよね。記憶を思い出せないのには理由があるのをご存知ですか?
覚えている記憶もあれば、断片的にだけ覚えているもの、全く思い出せないものがあると思います。
では、なぜ記憶がなくなってしまうのでしょう?記憶にまつわる情報をまとめました。
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この記事の目次
子供の頃の記憶がないのはどうして?
3歳、4歳ころの小さい子供は記憶する機能が発達していないわけではありません。
だから、知っている人に会えばニコニコ笑い、好きなキャラクターには興奮した様子も見せます。
このくらいの年齢の子供は、長い時間記憶しておくことが出来なかったり、記憶の奥に追いやられて思い出せなかったりするため、大人になってから思い出すことが出来ないと言われています。
こんな話をすると、3、4歳の子供には話をしても意味がないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
記憶というのは3歳にいきなり始まりを迎える訳でなく、それまでの積み重ねや経験で脳が発達していくのです。
日々の生活の中で「幸せ」を感じることで、脳がどんどん発達していきます。ですが辛いことや悲しいことも刺激を与え、経験として刻まれていきます。
思い出せない思い出も、成長には欠かせないものになるのです。
天災や虐待などでつらい経験をした子供は、大人になってからも漠然と不安感を抱いているとも言われています。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、これにはこのような根拠があったのですね。
記憶がない?子供の頃の記憶について
小さい頃の記憶が事実とは大きく違っていた経験はありませんか?これは子供の頃の記憶がなくなっているケースになります。
ある発達心理学者は、自分が幼いころ妹と一緒におもちゃのワゴンとトラクターに乗ったはっきりとした記憶があるのに、妙な点があることに気が付きました。
それは、「乗っている自分を見ている」というもの。
この奇妙な点から、自分がトラクターに乗っていた記憶が本当は存在しないものだと知ったのです。
彼らがトラクターに乗っていなかったと言えばそうではなく、幼いころにトラクターに乗っている写真を見て、忘れていたそういった経験をしたことを、記憶として書き換えていったのです。
写真を見たことは忘れていたのに、写っていた内容を覚えていて、記憶としてつくられていったのです。
子供の頃の記憶がないアダルトチルドレン
アダルトチルドレンには子供の頃の記憶がないと言われています。
このアダルトチルドレンには、共通した特徴があります。自分や周囲の人があてはまらないか、チェックしてみてください。
アダルトチルドレンチェック
・正しいことに疑いを持つ
・最初から最後まで物事をやり遂げることが困難
・本当のことを言ってもいい状況でも嘘を言う
・自分のことをとことん批判する
・心から物事を楽しむことが出来ない
・自分のことを深刻に考えすぎてしまう
・他人と親密な関係を築けない
・自分でコントロールできないことに過剰反応する
・いつも人から褒められたいと思っている
・自分はほかの人とは違うと思っている
・過剰に責任を持ち、過剰に無責任になる
・価値がないものにも過剰な忠誠心を持つ
・衝動的で他の選択肢を考えずに一つの物事に突き進む
こういったことに当てはまるのであれば、アダルトチルドレンの可能性があります。
記憶がある時期とない時期があるのはなぜ?
ある時期の記憶はたくさん残っていて、友達の名前やおこった出来事も次々思い出すことが出来るのに、この時の記憶はあまり思い出せない、友達の名前も出てこないということもありますよね。
覚えている記憶とそうでない記憶があるのはなぜなんでしょうか?
これは、人間の持っている防衛策が原因になります。
過去に起きた出来事は、いい思い出だけ残して悪い記憶を消すように出来ています。
そうしなければ、人間の心が壊れて行ってしまうからです。
嫌な記憶ばかり残るようになっていれば、人間の住んでいる世界を守っていくことに支障が出てしまいます。
だから、嫌な記憶はなるべく残さず、胸の奥の方にしまい込むようになっているのです。
子供の時の記憶がないのは記憶にアクセスできなくなっているから
・「大きいんだから我慢しなさい!」といつも我慢していた
・お父さんの暴力が怖くて心も体もカチカチになっていた
・いじめられていて毎日が辛く、感情をなくしていた
・お母さんが怒っている時、いつも空想していた
このような子供時代を過ごしていた人は、感情の振れ幅が小さくなって記憶が刻まれなくなります。
その結果「記憶がない」という現象が起きてくるのです。
子供の頃の記憶は思い出すことが出来ないのでしょうか?
そういったことは無く、感情や体の感覚を感じていくことで、少しずつ思い出していくことも出来ます。
思い出せる範囲で構いません。子供の頃の感情に浸ってみましょう。
ゆっくりと時間をかけて行えば、徐々に記憶がよみがえってくることがあります。
幼いころのことを何も覚えていない人は、最近感じた気持ちに浸ってみましょう。
少しずつ感情や身体の間隔を思い出すことが出来ると、忘れていた記憶がよみがえってくることがあります。
記憶が内と思っていても、私たちの意識の深くに残っているものです。ただそこにアクセスできなくなっているというだけ。
記憶がなくなっているように思わせることで、辛いことを思い出さないように守られているだけのことがあります。
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