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共働き家庭は子供がかわいそう?そんなことはありません!

2017.9.8

共働き家庭が増えている現代の日本。

そんな中で「共働きだと子供がかわいそう」という言葉を耳にすることがあります。

なぜ共働き家庭だと子供がかわいそうだと言われるのでしょうか?実際子供はどう感じているのでしょう?

共働き家庭と子供の関係性について調べてみました。

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共働きを希望しない男性は「子供がかわいそう」だと思ってる?

ある調査によると、20~30代の独身男女のうち約8割が結婚後に共働きを希望しているといいます。これには経済的な不安はもちろん、お互いに自立していたいなどの理由があります。

公開された意見を見てみると、男性の場合は「ただし子どもが生まれるまで」という期限付きでの共働きを希望している人も多いようです。また、共働きを希望しない男性には、やはり「子どもがかわいそうだから」という意見があります。

私は女性の働き方についての記事を書くことが多いのですが、以前、自分の記事に対して「子どもの視点が抜けている」と言われたことがあります。

  • 母親が外で働く家庭で育った子どもは情緒が不安定になる。
  • 子どものことを考えたら、親が家にいるのが本来の姿だ。

上のようなことも言われ、大きな衝撃を受けました。

なぜなら、私自身も私は共働き家庭で育ったからです。幼いころから保育園、そして小学生になってからは学童保育に通いました。子どもの頃の私は「かわいそう」だったのでしょうか?共働き家庭で育った私は、人間的にどこか欠けているのでしょうか?母が専業主婦だったら、もっと優れた人間に育っていたのでしょうか?

「かわいそう」かどうかを決めるのは子ども自身なのだとしたら、答えはNOです。私は決してかわいそうな子供ではなかったし、お仕事している両親を誇らしく思っていました。私がそう言っていた人たちに聞きたいのは、専業主婦の母親に育てられた子供が、共働きの子供より幸せになっているのでしょうか、ということです。

共働きの子供がかわいそう、これに対する現場の意見は?

私は20年以上、教育関係の仕事をしています。これまでに様々なお子さんや家庭と向き合ってきましたが、共働きを理由に子どもが不安定になるデータは一切ありません。

共働きの子供がかわいそうというよりは、むしろ逆のことが多かったように私個人としては感じています。

共働きの子供たちの特徴を詳しく説明すると、以下になります。

  • 集団生活への適応能力が身につく…小さいときから保育園などに行って集団のルールを学べるので適応能力が高い子が多いです。
  • 過保護・過干渉になりにくい…母親自身も忙しいので、今問題になっている過保護や過干渉になりにくいです。その分、子どもは宿題も時間割をそろえるのも自分でできる、しっかりした子に成長しやすいです。
  • 子どもにとって必要な「我慢」が自然と身につく…共働きだと仕事で授業参観にいけない日もあり、子どもはそれに適応していくものです。ずっと我慢ばかりでは確かにかわいそうだが、人生で時々訪れる「我慢しなければならないこと」を小さいときから体験できます。
  • 家事の能力も育つ…母親を手伝う場面も多く、洗濯や掃除などの早くから自然と身につけることが多いです。

このほか、金銭的なゆとりができたり、保育園などではベテランの保育士さんに悩みなど相談できる環境があることや子どもにとっては、家ではなかなかさせられない遊びをさせてもらえることもいい経験になるでしょう。

共働きは子供がかわいそう、と思われないためには父親が重要!

たとえ共働きで、子供と一緒に過ごす時間が少なかったとしても、時間があるときに遊んだり、スキンシップを積極的に行う母親の姿勢があれば、もっと一緒にいたいという子どもの気持ちを満たすことは十分可能です。

また、幼児期や児童期に両親が家にいないことで情緒が不安定になるという意見を今だに耳にすることがあります。

しかしこれも、両親が家庭内のコミュニケーションを大切にして、帰宅後の時間をできるだけ子どもとの触れ合い、足りない部分を補う姿勢があれば問題にはなりません。さらに、子どもの社会性を育むには、特に父親との関係が重要だと言われています。

ある調査によれば、父親との遊びを多く経験している子どもほど、保育園などにも問題なく適応できるという結果が出ています。父親との遊びや触れ合いは、母親よりもアクションが大きいので、良い刺激となり子どもにとっても楽しい経験となります。

育児はチームワークが大切です。共働きの家庭でも母親だけが頑張るのではなく、父親が積極的に子供とかかわることによって、子供に良い影響を与えるのです。

働くママに「子供がかわいそう」と言うのはNGです

私は1歳の子どもを持つワーキングマザーです。もともと仕事が大好きで、出産しても仕事を続けるのは当然だと思っていましたが、いざ産んでみると思っていたようには働けず、今もかなり苦戦しています。

私が復職を決めた時、親や親戚、また周囲の女性から「子どもがかわいそう」と度々言われました。特に専業主婦に言われることが多かったです。特に幼稚園の先生をしている知人からも言われた時には、そんなふうに思いながら、幼稚園で子供たちを見ているのかと思い、ダメージがとても大きかったです。

親世代はよくこのNGワードを口にします。3歳までは母親の手で子どもを育てなければ、子どもに悪影響が出るという「3歳児神話」を今も強く信じているのです。

この「3歳児神話」に関しては、専門家の間でも長く議論されており、子どもへの影響ははっきりしていないようです。根拠はどうあれ、この発言を受けた母親たちは深く傷つきます。子どもがかわいそうかもしれないと考えた末に、復職すると決めた経緯があるはずだからです。

しかし、専業主婦が当たり前だと思っている人ほど、母親の立場を無視し、あっさりと「子供がかわいそう」を繰り返すのです。子育ては結果が見えないですから、本当に子どもが「かわいそう」なのか、結局はわからないのです。ただ、私は子供をかわいそうだと思っていませんし、かわいそうだと思わせないと誓っています。

親世代の「子供がかわいそう」の言葉は気にしなくてOK!

私たちの親世代である50〜60代ぐらいの人は、ほとんどが専業主婦でした。そんな親世代の人たちは、働く母親に対し「保育園に子供を預けて働くと子供が不安定になる」と言います。でもそんな言葉を言われた母親たちは、とても悩み傷ついてしまいます。

私自身も子供を2ヶ月から保育園に預けて働き出したので、公園で子供と一緒に遊んでいるママさんたちを見かけると、やっぱりわが子がかわいそうなんじゃないかという気持ちになることもありました。でも今は、専業主婦で1日中子供とべったり過ごす時代ではないと思います。

親世代が専業主婦でいられた時代は、投資をしなくても預貯金だけで利子がついてお金が増え、収入も右肩上がりの時代でした。今は収入は上がらないだけでなく下がる時代です。なのに、子育てにかかる費用はどんどん上がっています。

今の子供たちが大人になった頃には、男女関係なく働くことが当たり前の時代になると思います。だからこそ、私は親世代に何を言われても気にしなくていいのです。今、子供たちに働く姿を見せてあげることが、未来に必要なことなのです。

嫌味を言われて悩むのではなく、頑固たる意思を持って働くことがとても必要なのです。

 

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