バイトの新人に対する仕事の教え方は丁寧さと根気を持って!
2017.9.24

最近はアルバイトの新人を厳しく教育したら、数日も経たずに辞めてしまうといった嘆きが良く聞かれます。
若者の根性が足りない!と嘆く前に、教え方を見直す必要があるのでは?
厳しさも必要ですが、まずは基本的なことを確実に覚えてもらうことが最優先。質問しやすい雰囲気作りも重要です。
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この記事の目次
新人バイトに対する仕事の教え方。感情的や上から目線はNG
アルバイトの新人は、多くがやる気を持って出社してくるでしょう。
快活なタイプや口数の少ないおとなしいタイプ、もしかしたら落ち着きがなくて不安を感じるタイプがいるかもしれません。
履歴書に書かかれたことと、緊張して普段通りとはいえない状態での短い面接から判断して採用されているので、詳細な性格まではわかりません。
研修の間はベテランと新人を組む形で仕事を覚えることになるでしょう。このとき、指導する側の教え方や教える態度が重要になります。
仕事の覚えは個人差が大きいものですし、得手不得手もあります。
最近は厳しすぎると、すぐに辞めてしまうバイトも多く指導する側も頭を悩ませることが多いのです。
先輩・上司だからと乱暴な言葉遣いや横柄な態度は取らないよう注意して、仕事内容の教え方は丁寧に。
新人の態度や仕事の仕方が悪くても、声を荒げて怒るのではなく厳しさを含みつつも静かに諭す姿勢を貫きましょう。
新人バイトには居場所を作るのが働きたくなる教え方の第一歩
新人のバイトが入って一番最初に教えることは何でしょうか。
あいさつ?仕事の段取り? その前に仕事場での自分の「居場所」を与えることだそうです。
この場合の居場所とは、単に職場での机や席というわけではありません。
「この職場には自分の居場所がある、必要とされている」と感じてもらうこと。
とくに初日は、新人から見た職場の印象が決まる日でもあります。接客などで常に動き回る仕事であれば、席が決まった仕事に比べて職場にどんな人がいて、どう仕事が進められているかなどを把握しにくいものです。
積極的に声をかけて指示や指導をして、新人が「何をしたらいいかわからない」という状態にならないよう気を配ってあげましょう。
また、時間に余裕があれば、入社して早いうちに歓迎会を開き、職場の人たちと交流する機会を作るのもいいですね。
慣れないうち仕事中は緊張が伴います。リラックスした状態で、職場の仲間と話をすることで仕事中に質問や確認があっても言い出しやすくなります。
なにより「ここが私の働く場所なんだ」と意識することで、仕事への姿勢やモチベーションもアップするでしょう。
バイトの新人に対する教え方は「一つずつ、何度も」が必須
すでに仕事の内容や流れをマスターしている先輩は、ついつい一度に多くのことを教えようとしてしまいます。
そして、一度教えただけで「覚えるのが当然」と考えてしまう人がいるようです。しかし、先輩たちだって新人のときはあったはず。
ミスをしないように仕事を覚えてもらうためにも、最初は一つ一つ確実に教えていくことが重要なのです。
1.一度に教える仕事は一つだけ
簡単に思えても、初めてする作業は思いのほか覚えるのが大変なこともあるものです。いっぺんに複数のことを教えようとしても、混乱して間違えて覚えてしまう可能性があります。
個々の作業を確実にこなし、複数の作業をするためには慣れるための時間や回数が必要なのです。
2.根気よく教える
「一度しか言わないから、よく聞いておけ」という先輩や上司のキメ台詞。これは新人に無駄なプレッシャーを与えてしまい、かえって仕事覚えや効率を悪くしがち。
「わからないことが合ったらすぐに質問して」「何度でも訊いて」という態度で接しましょう。
何度かやってみてから、確実に作業ができているかチェックするのも先輩の仕事です。
新人バイトの教え方は基本を押さえることが重要
人に何かを教えるというのは、相手の状態を見ながら必要なことを支持したり提案してあげたりするものです。
先輩という立場になり、新人の指導をするときに「いろいろ教えてやるぞ!」という気持ちが空回りして、自分の経験や知識を押し付けてしまう場合があります。
自分の経験から学んだことや知り得たことを教えるのは良いことですが、相手の状況を考えずに経験談を並べても説得力がありません。
仕事の内容や流れを理解してない新人には、ごく基本的な作業を確実に教えるところから始まります。いきなり応用や裏ワザ的なことを教えても混乱するだけで、かえってミスを招くことになるでしょう。
基本を理解しないうちにベテラン視点の手法を押し付けると、思わぬトラブルが起きるかもしれません。
人に教える行為には、密かに快感を感じる人も多いものです。「教えたい」という欲求のまま不必要なことを教えるのは新人のためにならないことが多いのです。
バイトでの新人教育は具体的に指導しよう
ほとんどの職場では、仕事上のマニュアルが存在します。
アルバイトが多い職場では、新人が短期間のうちに必要なスキルを知り、身につけるためには必須のアイテムですね。
作業の内容は、具体的な作業順序や必要な道具・材料などが書かれています。
ところが「会社の理念」のような部分には抽象的な表現が多く、言葉としては理解していても、それがどういうことを表しているかという共有がなされていないことがあります。
「お客様に思いやりを持って接する」という基本理念があったとしましょう。
上司や先輩は、この言葉を伝え、新人も「思いやりが必要なんだな」と思うかもしれません。
では、この「お客様に思いやりを持って接する」が具体的にどんな行動を取ることなのかと問われるとどうでしょうか。
一人一人のお客様は、年齢・性別から嗜好や要望はまちまち。具体的な例をあげて指導するなど、本質的な理解を促しましょう。
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