弁護士の仕事がきついと言われる理由を教えます!
2017.12.14

弁護士は高額な報酬をもらえる仕事・・・。世間一般的にはそう見られているのではないでしょうか?
しかし、仕事の内容はかなりきついと言われているのが現実です。
弁護士の仕事がきついと言われる理由とやりがいについて説明します。
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この記事の目次
きついと言われる弁護士の仕事・・・。どんな事件が多い?
社会で生活していると、たくさんの人と関わるため思わぬトラブルが起こってしまうことがあります。しかし、一般の人にとって法律は難しくなかなか理解ができないでしょう。
弁護士は、法律の専門家としてさまざまなトラブルに対するアドバイスや法的手続きを行うことで問題を解決するサポートをしています。そして弁護士によって、得意とする分野は違います。
人と人、または会社などの法人のトラブルを対象となる「民事事件」を中心に扱っている弁護士が一般的には多く、犯罪などの「刑事事件」を扱っている弁護士はどちらかというと少ないです。
テレビドラマの中では、刑事事件を題材にしているものが多いのですが、実際の弁護士は身近な生活の中で起こるトラブルを扱っている民事事件の数の方が多いようです。
弁護士の仕事がきついと言われる理由とは?
弁護士の仕事にはミスが許されません。どの仕事であってもそうですが、特に弁護士の場合は厳しいと言えるでしょう。
弁護士は裁判を何件も担当することがありますが、控訴期間をしっかりチェックしていないと裁判手続きができないことになってしまいます。
また、相手が提出した準備書面や証拠などについてもきちんと目を通しておかないと反論できないことになります。
もし読み込みが浅くなってしまうと、裁判の形勢が不利になってしまうことになるのです。
ただでさえ忙しい弁護士ですが、スケジュールの管理や書類の作成について見逃せない場面が多々あります。
弁護士は多額な報酬をもらっていると思われいますが、ストレスも多く抱えています。
一番は「依頼者とやりとり」です。
依頼者の中には現状をなかなか理解しようとせず、自分勝手な意見ばかり言う人もいます。そのため、弁護士のストレスとなってしまうのです。
また依頼者の相手との交渉が必要となってくることもあり、理解を示してくれないような相手だと神経がすり減ってくるようです。
弁護士は仕事量が多いのがきつい
他の職種と比べると、弁護士の仕事は仕事量が多いのがきついと言えるでしょう。
一つの仕事に対して時間がかかり、さらにたくさんの仕事を同時に進行しなくてはいけません。さらにその割り振りや仕事の順番をきちんと考えて進めていく必要もあります。
裁判を何件も担当している時は、書類の作成が夜遅くまでかかることもあります。
何人もの弁護士がいる事務所であれば他の弁護士に手伝ってもらうこともできるかもしれませんが、基本的には自分の仕事は自分でします。
そのため、弁護士の仕事はやりがいのある仕事とも言えるでしょう。
しかし、裁判に関するたくさんの資料を読み込まなくてはいけません。読む量が多い場合は、家に帰って読まなくてはいけない場合もあります。
訴状などの書類を作る場合も、型式はある程度決まってはいますが、内容はそれぞれ違うため、内容にそって考えなくてはいけないのもきついでしょう。
弁護士の仕事のやりがいとは?
弁護士の仕事のやりがいはどんなところなのでしょうか?
まず民事事件であれば、その人の人生に関わるような相談や依頼となります。中には重大な問題を抱えて悩んでいる人もいます。
そんな人たちを、法律の専門家として助けることができるのは弁護士ならではでしょう。
依頼者から感謝されることも多く、人のために役に立ちたいという人に向いてい職業と言えるかもしれません。
刑事事件では、被疑者の弁護を担当することもあります。時には「なぜ犯罪者の味方をするのか?」と言われる場合もありますが、裁判で有罪となるまではあくまでも無罪の可能性もあります。
被疑者の中には家族に見放される者もいますが、弁護士は親身になって話を聞き、被疑者のために働くことになります。そのため、被疑者によっては弁護士とのやりとりを通して、深く反省する人もいます。
追い込まれた人たちではあっても、その人たちの心の支えになることも、弁護士にとってはやりがいの一つとなります。
法的手続きは自分で行うより弁護士に依頼すべき?
トラブルの当事者同士ではなかなか解決できない法律に関するトラブルの相談を受けて、解決するサポートをするのが弁護士の仕事です。また、法的手続きが必要になった場合は依頼人の代理を務めます。
法的手続きは自分で行うことも可能です。しかし法律の知識がないと、かなりの手間がかかります。仕事をしながら裁判所に提出する書類を作ったり、裁判所に何回も行ったりするのは一般人には大変です。
弁護士に依頼すれば、これらの手続きをすべて代理でしてもらうことができます。
もちろんお金はかかりますが、法律相談に関しては初回は無料の場合もあります。相談した時に問題が解決できるようであれば、依頼しなくてもよいのです。
弁護士は、依頼人の利益のために仕事をします。依頼人の許可なく勝手に話を進めることは決してありません。
弁護士と依頼人の関係は対等です。費用のことなど気になることがあれば、納得できるまで話をしましょう。
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