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学校で鳴るチャイムの由来は?習慣づけたい○○とは

2017.9.2

小学校から、授業が始まったり終わるころには、必ずチャイムが鳴っていましたね。

そのチャイムのメロディーを作った人や由来などはご存じですか?

今まで何気なく聞いていたチャイムについて、知らなかった雑学などをまとめてみました♪

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学校で鳴るチャイムの由来は?日本での導入の経緯

現代の学校や会社などでチャイム音を鳴らすには、一定の時間ごとに鳴るようにプログラムされた装置で行われています。そのため、毎日自動的にチャイム音を鳴らすため、特別な行事や臨時にチャイムを鳴らさなければならない時には、手動で操作することになります。

明治時代の学校では、時間になると鐘を鳴らしながら学校内を回る用務員がいたようです。昭和の終戦後は、授業の開始や終了を知らせるチャイム音は、空襲を知らせるベルの音を使用していました。

しかし、生徒たちの強い要望があり、現在のチャイム音に使われている「キンコンカンコン」が導入されました。この「キンコンカンコン」は、イギリスのラジオ放送で流れていた「ウェストミンスターの鐘」の曲の一節から作られています。

現在では、ベルの音は自動火災報知設備の非常ベルとして採用されており、火災訓練でもサイレンしか聞いたことがない児童や生徒が増えています。

学校のチャイム音の由来!作曲者は海外にいた

学校のチャイム音の原曲となっている「ウェストミンスターの鐘」の作曲者は、諸説あるようです。しかし有力な説として上げられているのが、当時まだ10代だったイギリスの音楽家、ウィリアム・クロッチが作曲したということです。

ウィリアム・クロッチは、10代前半の頃から、当時のケンブリッジ大学にある音楽科の教授の助手として活動していました。1793年にグレート・セント・メアリー教会が改修された際に、新しいメロディを作曲したとされています。この時作曲されたメロディの由来は、1742年に作曲されたヘンデルの『メサイア』第3部の楽曲をアレンジした可能性があると指摘する説があるようです。

作曲されてから60年の年月が経過した1859年に、ロンドンのウェストミンスター宮殿にある時計塔「ビッグ・ベン」が鐘を鳴らすようになりました。この鐘の音は『ウェストミンスターの鐘』と名づけられ、現在もイギリスではそのメロディを奏で続けています。

小中学校で流れるチャイムの由来はイギリスの鐘の音だった

小中学校で流れる、「キーンコーン、カーンコーン」というメロディでおなじみのチャイム音は、イギリスにある『ビッグ・ベン』という時計塔の鐘の音が由来となっています。

この鐘の音は、当時ではイギリスを象徴するメロディとして親しまれていました。そのため、イギリスの国営放送のラジオでは、鐘の音である「ウェストミンスターの鐘」の曲がよく流れていたそうです。

終戦後の日本では、「ジリリリー」というベルの音で始業と終業を知らせていましたが、とても不快感を感じさせていました。イギリスのラジオ放送で流れていた 「ウェストミンスターの鐘」を耳にした日本人が、チャイム音として採用を試みました。その結果が好評だったため、少しずつ日本中に広まっていったと言われています。

このチャイムの音は音程が分かりづらいため、少しはずれていても気にならないという特徴があります。文部省令による音階に調律して製造されている機械式チャイムでないものは、音色がおかしかったり、こだました時に不協和音が生じてしまうことがあるようです。

チャイムは「キンコンカンコン」だけじゃない!他の音とは

皆さんの学校のチャイムは「キンコンカンコン」だったでしょうか。この学校のチャイム音は、意外にも文部科学省による曲の指定が無いようです。そのため、『学校によってチャイムのメロディが違う』ということがあります。

では、学校特有のチャイムには、どのようなメロディがあるのしょうか。ミッション系の小中学校では、チャイムとして聖歌を流すところがあります。

また、チャイムが校歌であるという学校も多いようです。愛知県西条市の小中学校では、全ての学校が校歌のメロディを流すように、教育委員会が取り決めたそうです。このように地域全体で、メロディを変えるところもあるようですね。

その他には、「白鳥の湖」、「エリーゼのために」、「椰子の実」などを採用している学校もあるようです。母校のチャイムがどんなメロディだったかが話題にのぼると、話が盛り上がることもありそうですね。

チャイムは必要?ノーチャイムを実施する学校の目的とは

学校などでチャイムを鳴らすことで、時間に対する意識を高めることができます。しかし、「強制的に鳴らすことは、自主的に時間を管理して行動することの妨げになる」という意見も多いのが現状です。そのため、「ノーチャイム」を取り入れている学校もあるようです。

「ノーチャイム」とは、授業のはじめや終わりにチャイムを鳴らさずに、学校生活を行う取組みです。児童・生徒や教師は、教室にある時計や自分の腕時計を見て行動します。自分たちで時間を気にすることによって、時間の管理する能力を付けようという試みです。

この取組みで起こる弊害として、児童や生徒は時間を忘れて休み時間を過ごしてしまうこともあるようです。また教師側も、終業時間に気付かずに授業をしてしまい、大幅に時間をオーバーしてしまうことがあります。そういった失敗の積み重ねで、時間の余裕を考えて行動する意識が高まり、「時間を意識して行動する」という目標を達成することができるそうです。

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