子供に愛情が無い…。親からの愛情不足の子供に起こる影響とは
2017.9.22

子供に愛情が無い、愛情の注ぎ方がわからない、どう接していいのかわからない。
アダルトチルドレンという言葉を知っていますか?愛情不足の連鎖が起こしている可能性があります。
そこで負の連鎖が起こす問題と解決策をまとめました。
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この記事の目次
子供に愛情が無い…。愛情不足が子供に及ぼす影響は?
愛情不足の子供は自己評価が低くなる
子供に無関心な親や、反対に支配的な親の元で育つなど、十分な愛情を受けられなかった子供は、ありのままの自分を受け入れることができません。
不安定な精神状態のまま成長し、大人になると自己評価が低い性格になってしまうことが多いです。
また、人によっては恋人や配偶者など、他の誰かを攻撃することで自分の優位性を確立しようとするモラハラに発展する場合もあります。
愛情不足で育った親は育児に協力しない、育児に無関心になる
幼い頃に親の愛情を十分に受けることが出来ないと、自分の子供に対してもどのように接したら良いのか分からずに戸惑ってしまい、育児ができなくなる場合が多くあります。
自分の愛情不足を自覚し、自分の子供に対しては親のようにはならないと負の連鎖を断ち切ろうとしている場合は問題ありませんが、自覚がない場合は、知らず知らずのうちに自分の親と同じように子供に精神的なダメージを与え続けてしまうというケースがあります。
他にも、人との関わり方が分からない、自分も他人も信じられない、人や物に依存しやすい、承認欲求が強い、被害妄想に陥りやすいなどの傾向があります。
もし、自分の子供への接し方で不安を感じることがあれば、一度自分と親との関係を振り返ってみる必要があるかもしれません。
それには苦痛が伴う可能性もありますが、どこに問題があったのかを冷静に考えてみることが、負の連鎖を断ち切る一歩となるでしょう。
子供に愛情が無い?子供の愛情不足サインを見逃さないで
・指しゃぶりや爪を噛む
子供は、強く不安を感じているときやストレスを感じるときに、手を口の方へ持って行きやすくなるようです。
したがって、指しゃぶりや爪噛みは、不安やストレスの表れだという考えがあります。
子供の爪噛みをやめさせるには叱るばかりではなく、子供の気持ちを尊重した対応が重要です。
ただ、愛情不足とは無関係におしゃぶりが癖になっている場合もあるので、叱らずにやめさせられる便利グッズの利用もありですよ。
なめると苦い味がするクリームなどを、指しゃぶりするところにぬっておけば、苦くてやめられるようです。
・人の物を隠す
お話上手な子でも、寂しさや悲しい気持ちを言葉で表現することは、とても難しいことです。悪いことだとわかっていても、人の物を隠すという行動で、もっと自分のことを見てほしいという気持ちを表現する子供もいます。
・何でも自分でしようとする
子供は甘えを受けいれてもらえることで親の愛情を確認することがあります。自分でできることでも「ママ、やって」と甘えるのもそのひとつです。
すべてではありませんが、幼いうちから自分のことは自分でという意識が強すぎる子供は、甘えても受け入れられないと感じているのかもしれません。
それって愛情?お金や物は愛情の代わりになるの?
愛情の代わりにお金を渡す親の心理について考えてみます。
子供が一番ほしいものは親からの愛情です。しかし、最近では家族の絆が薄くなり、愛情の代わりにお金や物を渡す親が増えているようです。そのようにお金や物を渡す親の心理をじっくりと探っていくと、罪悪感を隠そうとしていることが多いように感じます。
自分には子供に何も与えられるものがないと思い込み、お金や物を与えることで自信のなさや罪悪感から目を背けているのかもしれません。
そして、そのような親に育てらた子供も親と同じように罪悪感を抱えてしまう傾向にあります。
その結果、常に不安がつきまとい自信を持てないという大人になってしまうことが多いようです。
お金や物を与えることが自己満足や自分の存在価値を確かめるためであるのなら、それは子供のためにならないということを知る必要があります。
子供は感じ取ります。親のNG行為とは
・頻繁なスマホのチェック
家で子供と一緒にいるときに、やたらとスマホをチェックしていませんか?
例えば、スマホを片手に持って子供と遊んでいたり、画面を見ながら適当に相槌を打ったりしていると、子供は自分に注意が向けられていないことを敏感に感じます。
特に子供と一緒にいる時は、できるだけスマホを見るのは控えましょう。
・食事中にテレビを見ている
家族で囲んだ食卓でテレビを見ながら食事をしていると言う人は案外多いかもしれません。実際のところ食事中にテレビを見ている家庭は、食事中のテレビ容認派が6割もいるそうです。
しかし食事は家族でコミュニケーションを取るための大事な時間です。
無理に会話をする必要はありません。何気ない普段の会話でいいのです。子供は毎日のこうした機会から、親の愛情を受け止めていくものです。
食事中のテレビは消して、家族の時間を楽しんでください。
・目を見て話さない
子供と会話する時、きちんと目を見て話していますか?子供が大きくなると、子供のほうが親とは目も合わせず、顔も見てくれないということも増えてきます。
でも、親がそれをしてはいけません。子供の目を見て話をしましょう。
子供はこうした行為によって、自分の存在が大切であるということを感じ取るのです。
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