両親が不仲!子どもに与える影響や心の状態を徹底調査!
2017.8.27

両親の仲が悪いと、子どもには悪い影響を与えてしまうことがあります。
子どもは家庭生活の中でいろんなことを学び、覚えて、感じながら成長していきます。
両親が不仲だと、子どもにはどんな影響を与えてしまうのでしょうか?
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この記事の目次
両親が不仲だと子どもの心にどんな影響があるの?
「家庭」とは、家族の安らげる場所であり、心を落ち着かせて生活することが出来る場所です。幸せな家庭の形は人それぞれ、幸せな家族の姿も人それぞれの考え方があると思います。お互いが家族のことを思いやり、愛情があふれる生活を送れるのが理想です。
でも、そのような理想的な家庭を作れる人はどのくらいいるのでしょうか?
育ってきた環境の違う二人が結婚して子供を産み、家庭生活を送るのには理想だけではどうにもならないことがあります。ですが、子どもを育てる時はそのような大人の事情なんてあまり関係がありません。
子どもは両親によって育てられ、幸せになる権利があります。でも両親の中が悪くていつも目の前で喧嘩ばかりしていたら、その家庭が安心して生活できる場ではなくなり、愛情を感じることも出来なくなってしまいます。
両親からの愛をもらって大きく成長していくはずが、両親の不仲を見ながら育っていくと、喧嘩の絶えない家庭から心に大きなトラウマをもってしまうことになります。
両親が不仲だと子どもは親から離れるようになる
両親の仲が良くない家庭で育った子どもは、自分の親と同じような結婚生活だけは送りたくないというように考えるようになり、仲が悪いのになぜ結婚したのか?なぜ自分を生んだのかがわからなくなってしまいます。
「両親のようにはなりたくない」と考えるようになり、自分の存在価値もわからなくなってしまいます。そして「生涯独身」と思うか「絶対に幸せな生活を築く」という考えのどちらかになることが多いです。
両親が喧嘩ばかりしている家の子どもは、両親から離れていく傾向になります。つまり親に対して「心を閉ざす」ようになるのです。いつも喧嘩ばかりしている親のいうことには耳を傾けないようになり、子どもにも届かなくなってしまいます。
子どもが両親の夫婦喧嘩を見てしまうと、その先の人間関係に疑心暗鬼を抱くようになり「この人は信用できるのだろうか」「この人は自分を裏切らないだろうか」という考えを持ち、恋人や結婚相手を決める時も慎重になってしまいます。
両親が不仲の家庭の子どもはアダルトチルドレンになる可能性も
目に見えるような虐待をしていなくても、両親がいつも喧嘩ばかりしている様子を見たり、聞いたりしている子どもは将来アダルトチルドレンになってしまう可能性があります。
両親が罵りあう姿を隠れてみていたり、暴言を吐く姿を見ているのは、子どもにとってはとても辛いことになります。反対にお互いに口を利かずに黙って憎しみ合っているケースもあり、それを見ている子どもは「自分がどうにかしなければ」と思ってしまいます。
両親の喧嘩の仲裁に入り怪我をしてしまう子どもや、夫婦喧嘩を怖くて止められなかったことをずっと後悔している子ども、両親どちらかの味方になるように言われた子どもや両親の喧嘩が自分のせいだと思ってしまう子どももいます。
このような過程で育った子供は、たいてい結婚に後ろ向きか、大きな理想を抱いていることが多いです。
両親が不仲だと子どもに悲しみを与えてしまう!歩み寄りが大切
夫婦の仲が悪くても、子どものことを考えてお互いに歩み寄ることはとても大切になことです。
不仲ならルールを決める
夫婦が共働きの場合、きちんとルールを決めておかないと先入観から家事や育児の負担が女性にばかりに来てしまいがちです。そうすると女性は「どうして私ばかり・・・。」と思ってしまい、不満が溜まってしまいます。家事の分担を出来るだけ細かく決めておきましょう。
前向きな話をすることで不仲にならないようにする
お互いの悪口ではなくても、他人の悪口も言わないようにし、ネガティブな会話を避けるようにしましょう。心が穏やかになれる会話をすることで、夫婦の雰囲気も良くなってきます。
不仲だと感じたら二人で出かけて夫婦の時間を持つ
結婚して子供が生まれると夫婦二人の時間を持つことが難しくなってきます。時々は二人で出かけ、夫婦の会話をするようにしましょう。「普段と違う」というのが、大切なポイントです。
目を合わせて気持ちを伝えよう
話をするときはしっかり相手の目を見るようにしましょう。目を見て話せば相手の気持ちも伝わりやすくなり、気持ちのこもった会話が出来るようになります。
両親の不仲、子どもは辛い!喧嘩をしたら子どもの前で仲直りを!
夫婦喧嘩を子どもの前でしてしまった場合、子どもの前できちんと仲直りをするようにしましょう。お互いに罵りあって怒鳴ってしまっても、子どもの前で仲直りすることで喧嘩が解決したことを知らせることが出来、安心させてあげることも出来ます。
そして「パパはいつもお仕事頑張ってるね」「ママはいつも家族のためにごはんを作ったお掃除してくれてるね」など、お互いを尊重しあっていることを伝え、感謝の気持ちを持っていることを教えてあげましょう。
子どもの前で夫婦喧嘩をしてしまっても、夫婦の絆がしっかりしていることを伝えてあげるようにしましょう。
休みの日は家族で出かける、誕生日や季節の行事を一緒にお祝いするなど、家族の思い出を増やし、楽しい経験をたくさんさせてあげると、両親が不仲であるという感情は生まれてきません。
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