月と太陽の関係、月の満ち欠けや日食などもご紹介いたします
2017.8.26

いつも身近にある月と太陽の関係を、改めて探ってみよう。
知っているようで知らなかった、月と太陽の関係がわかるかも知れませんよ。
また月と太陽にまつわる神話や物語、自由研究についてもご紹介いたします。
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この記事の目次
月と太陽の関係で月の満ち欠けができる
月の満ち欠け
月が輝いて見えるのは太陽のおかげ。そう!太陽が見えていなくても、太陽の光が月に当たって光っているように見えるのです。そして月は地球の周りを回っているので、太陽に照らされる角度が一定ではありません。照らされている部分だけが、光って見える為月が満ち欠けしているように見えます。
新月とは
私たちが住んでいる地球から見て、太陽と月が一直線に並ぶ時は(同じ方向にある時)、月に太陽が当たる部分が私たちから見えない為、月を空に見る事が出来ません。これが新月です。
満月とは
新月からだんだんと、月に照らされる部分が出てきて太陽の光を月が正面で受ける時、満月となります。新月から満月までの周期は29.5日となります。
月と密接な関係がある太陽、そんな太陽の動きを理解しよう
太陽が月の輝きに大きく関係している事を説明しましたが、では1日、1年と太陽はどんな動きをしているのかを見ていきましょう。
太陽の一日は知っての通り、東から上り西に沈んでいきます。よく天気予報などで日の出、日の入りの時刻が発表されていますが、太陽が水平線のどの位置に来たら日の出なのか知っていますか?
正解は太陽の出てくるてっぺんのふちが水平線にかかった時が日の出となります。日の入りも同様です。てっぺんのふちが水平線にかかり沈んだ時が日の入りです。そして地球から見ると太陽は1時間に15度ずつ移動して見えます。
またカレンダーなどに記されている春分や夏至なども太陽の動きが関係したものです。
春分と秋分は太陽が真東から上り真西に沈む日で、夏至は日の出と日の入りが1番北になる事により、太陽の出ている時間が最も長い日です。逆に冬至は日の出と日の入りが最も南になる為、1年で太陽の出ている時間が最も短い日となります。
月と太陽と地球が関係して見られる日食について
新月になると太陽と地球、月が1直線上に並ぶため月の姿が地球からは見えなくなることは上記しましたが、太陽が月に隠れてしまう事があるのご存知ですか?
日食というと、わかりやすいですよね。日食は太陽、月、地球の順番に1直線状に並んだ時に太陽が月に隠れて見えなくなる現象です。全部が隠れると皆既日食、部分的に隠れると部分日食といいます。
何年か前に話題になった金環日食は、月が太陽を隠し切れずリング状に太陽が見えている日食の事を言います。日食はその日の天候によって、雲がかかっているとみる事が出来なかったりしますよね。その為キレイな日食を見ようと世界中を旅する日食マニアもいます。
ちなみになぜ全て隠れているのに、皆既日食が起こったり金環日食が起こったりするのか分かりますか?
それは月が公転する道筋が大きく関わっています。月の公転の軌道や地球の公転の軌道が楕円形である為、ある時は月が近づいたり、ある時は遠ざかったりしています。
その為月が遠くにある時の日食は太陽を隠し切れずに金環日食になり、地球から月が近くにある場合は皆既日食が見られるという事です。
人々と密接な関係にある太陽と月には、多くの神話や物語が存在します
昔から人々の暮らしに大きな影響を与える太陽。そんな太陽は神としても崇められていました。
太陽のおかげで熱が生まれ、光と熱がある事で作物が育つ、逆に太陽が照り続けると不作になったり、砂漠では生きていくこと自体が難しくなるでしょう。まさに太陽は神のような存在ですよね。
ちなみに太陽の神は女性でしょうか?男性でしょうか?太陽と月は密接な関係にある為、対として考えられる場合が多いようです。また兄弟と考えられている場合も・・・。
その他にも太陽の起源や神話はたくさんあります。太陽は卵の黄身で、月は白身としている話があったり、太陽は初め10個存在し9個は射落とされたというお話もあります。
沢山の物語が各地で生まれたのは、それほど人々にとって太陽と月は大きな存在であるからと言えるのではないでしょうか。
月や太陽、星座や宇宙は自由研究のテーマにも!
このように人々とも密接な関係にある太陽と月。学習材料には最適ですよね。夏休みや冬休みの自由研究にしてみてはいかがでしょうか。
- 地球と太陽と月の距離
- 月と太陽が関係する潮の満ち引き
- 皆既日食と金環日食
- 月や地球の軌道について
また月と星座を調べてみるのも、楽しい自由研究になるのでは!?
- 夏の星座
- 冬の星座
- 夏と冬の大三角形
- 時間や場所によっての星座や月の見え方の違いについてなどなど。
さらに規模を大きく宇宙にまで広げてみると・・・。
- 宇宙はどこまで?
- 変わる宇宙
- 地球と宇宙など
空には自由研究の題材はたくさんありますよ。
また夜の星座観察は、家族で空を見上げるいい機会にもなります。子どもの頃に見上げた星空を、子供と一緒に見るのもいいものですよね。
星空がなかなか見えない地域に住んでいる方は、キャンプやプラネタリウムに出掛けてみてはいかがですか?夏休みのいい思い出にも、一役買う自由研究になるのではないでしょうか!?
- 教養・知識