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離婚後は子供の不安定な気持ちに寄り添うこと大切です

2017.8.21

子供を持つ夫婦が離婚後、一番気がかりなのが子供の気持ちです。

大好きな両親が離婚するわけですから、やはり子供の気持ちは不安定になります。

離婚後子供の心が不安定になった場合の対策は?離婚後子供の気持ちはどう変化する? 子供の気持ちに寄り添い、ケアする気持ちを忘れずに!

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離婚後、子供は不安定になる?その対策は?

離婚後、学童期(6~12歳くらいまで)の子供には意識して会話を増やしましょう

子供といっても、学童期には「あの家は離婚したからママだけ」と理解し、その上で友人としてつきあうようになる時期です。たとえ親が離婚したとして、父親に引き取られても、母親に引き取られても、きちんと親の愛情が自分に向いているとわかっている子供は道をそれるようなことはありません。

また、たっぷりと愛情をかけて育てられた子供は、自己肯定感が高く、自分に自信があるので、友人の中に自分に対して偏見を持っている子がいれば、ちゃんと避けるようにもなります。小学生の子供がいると、離婚のせいで不登校や問題児になることを心配してしまいますが、必ずしもそうなるとは限りません。

子供に対しては、これまで以上に堂々と愛情をかけて育てていくことが大切です。子供が不安な気持ちになったり、何か不満を抱えていたりするかどうかは、きちんと向き合っている親子ならわかります。子供と一緒に成長する気持ちを持って向き合っていれば、子供に伝わります。

離婚後の子供の気持ちが不安定になりそうで離婚に踏み切れない…

ここでは子供の気持ちが不安定になることを恐れて離婚に踏み切れなかった女性の体験談をご紹介します。

夫の暴力が辛く、初めてDVの相談に行ったとき、私は「子供たちのために離婚はしたくありません」と言いました。すると担当者は、「お母さんに暴力をふるうようなお父さんは本当に必要でしょうか」と言いました。また、「子供たちからすると、お父さんは自分の大好きなお母さんに暴力をふるっている。そんな姿を見せる父親は本当に必要かしら」と言いました。

その言葉を聞いたとたん、涙があふれてきて止まらず、ただうつむいて泣いている私に、「あなたよりももっと大変な思いをしているDV被害者をたくさん見てきたけれど、みんな離婚して笑顔で頑張っているから、あなたもきっと大丈夫」と言ってくれました。

担当者の「お母さんて強いの。お母さんが笑って元気にしていれば、子供たちはみんな元気になっていく」という言葉のお陰で、離婚をやっと決意することができました。

確かに離婚後の子供の気持ちを考えると、踏みとどまりたいというのもわかります。しかし、暴力などの大きな問題を抱えている場合は、勇気を持って踏み出すことが子供のためにも大切かもしれません。

離婚後子供は不安定になるものの、その気持ちも変化します

子供から見た、離婚に対しての捉え方が、離婚時とその後ではどのように変化しているかを調査した結果をご紹介します。離婚当時は「離婚してほしくなかった」と「分からない」を合わせて約半数だったのが、その後の調査では30%以下に減少しています。

さらに離婚に対しての気持ちは「離婚は仕方なかった」、「離婚してよかった」と離婚を受け入れている子どもが60%以上に上ります。この変化は離婚当時のショックや未来への不安な状態から、年月を経て新しい環境に適応し、気持ちの整理がついてきたことが理由だと推測されます。

約100人の子どものうち、70%以上が母親と暮らしており、離婚した両親に何をしてほしかったのかをたずねると、父親に求めていることは、養育費や学費など金銭的援助が20%、面会交流など離婚後の関わりが16%、愛してほしかったが11%となっています。

一方の母親に対しては、今のままで十分が17%、母親にもっとしっかりしてほしい、子どもに対して罪悪感を持たないでなどの気持ちが14%、愛情不足を感じる、もっと優しくしてほしいが10%、その他が半数でした。

もしも、子供のために離婚をしたくないと考えているのであれば、離婚後は子供のために生きようと見方を変えてみることが、自分と子供の幸せにつながるかもしれません。離婚は必ずしも子供にとってマイナスではありません。

離婚後は子供の心のケアを大切に

親の離婚は子供にとっては非常に重大な事件です。一見、普段と特に変わらず過ごしているようにみえても、心は大きなダメージを受けている場合が多いです。そのため、離婚後は子供の心のケアが大切になります。できるだけ早めにケアをすることで、傷ついた心を少しでも回復できるように努力しましょう。

どんなに、夫婦関係が悪く日常的に言い合っているところを見ていたとしても、子供にとってはかけがえのない父親であり、母親です。子供の前で、相手の悪口を言うことは絶対にNGです。子供の前で大好きなお父さん、あるいはお母さんの悪口を言うことは子供の心を否定し傷つけてしまうからです。

また、親権をもたない親との面会時には、子供を気持ちよく送り出してあげましょう。日ごろ、一方の親の悪口を聞かされている子供は、せっかく久しぶりに会えた親との時間を楽しむことができなくなってします。また、子供と会う場合はしっかりと子供に愛情を注ぎ、運動会や発表会などの行事には離婚しても夫婦2人で参加することも子供のためには必要です。

このように、自分本位で過ごすのではなく、離婚した後もこそ子供の心に寄り添って行動することが必要です。

離婚を自分のせいだと思い、不安定になる子供に対しては?

両親の離婚を、自分のせいだと感じる子供は、実際にとても多いようです。これまで通り大好きなお母さんやお父さんと過ごせなくなるのは、自分が悪い子だからと考えてしまうようです。そんな辛い思いをさせないためにも、離婚の際には離婚する理由とこれからのことをきちんと説明しなければなりません。

子供の年齢や離婚の理由によっても説明の仕方は異なりますが、まず第一に離婚は子供のせいではないこと。これが一番大切です。ママやパパとはこれから一緒に暮らせなくなったけれど、離れていても子供にとってはずっと親であって、これからも変わらず愛していることを伝えましょう。

そして、これからの生活も何も心配いらないと子供に安心感を与えるように伝えます。親自身に今、その自信がなくても、そう伝えることが大切です。自信を持てない親だからこそ、子供の心のケアが必要なんです。どんなに相手を憎く思っても、子供にとっては大切な親です。

相手の悪口や愚痴、文句を子供の耳に入るところで決して言ってはいけません。子供は親を選べません。親を選べない子供にに対してあまりにも勝手な行動をする親が多いのも事実です。離婚に対する子供の心のケアを怠り、「子供はいつかきっと理解してくれる」なんて甘いですよ。

 

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